【エンジニア対談】プロダクト開発と課題解決の深い関係

皆様こんにちは。
#スパイダープラス ではこのたび、テックカンファレンス「PHPerKaigi 2025」にスポンサー協賛とブース出展を行います。
昨年初めてブース出展をしてみて、ご来場の皆様と直接交流することと、その場にいるからこそ実感できるコミュニティの活性化への関わりにとても大きな価値を感じたのがその背景です。
会期中のブースご来訪ガイド、というほどではありませんがスパイダープラスがどんな組織なのかを、実際に中で働く人の言葉で事前にお伝えしたく、エンジニアの対談記事をお送りいたします。
目次
入社の決め手は課題解決への熱量、組織体制、テクノロジーへの尊重


打ち合わせでは何か疑問があると臆せず質問してコミュニケーションをさかんにとってくれます。
今まで社内にいなかったタイプの人だ、という印象があります。
スパイダープラスって、どういう風に知りましたか?

PHPer Kaigi2024と、iOSDC Japan 2023でも名前を見たんです。
テックカンファレンスなど、テックコミュニティの前線に名前を出しているということは、エンジニアの仕事やテクノロジーの大切さに理解がある人たちだと思いました。

実は元々不動産業界にいたのですが、建設系SaaSとは何かと共通することもありますし、事業分野についても知っていたので興味を持ちやすかったです。
これまではすごく勢いのあるベンチャー企業にいたのですが、組織の力という点で何かと課題があるように感じることがありました。
スパイダープラスは組織体制がしっかりと作られているように感じて、こういうところで働いてみたいなと思ったんです。面接で接した人もコミュニケーションをとりやすかったのが好印象でした。
小田切さんはどういうことが決定打になりましたか?

これまでにベンチャー企業からいわゆる大企業というものまで、様々な規模やステージの組織で働く経験をしてきました。
これからは高い熱量で何かを変えようとする意識の高い会社に入ってその中の一員として働きたいと思っていたのです。面接で接した人にも、余さずにそういうものを感じました。
木野さんは入社してからギャップを感じたことってありましたか?

もちろん時々は苦しいこともありましたが、組織構成としてはテスト、デザインなど、役割ごとにチームがあって業務分担がしっかりしていることにも感動しました。
あとは、プロダクトについてですが、建築、電気工事、空調衛生など、専門業社ごとに特化した機能の現場で行う仕事に対するカバー率の高さには驚きました。
スパイダープラスは元々IT事業ではなく、工事を請け負う会社だったわけですが、それと関わる特定の事業者だけではなくゼネコンサブコンの領域を広くカバーしているのを目の前にして、改めて驚きました。
小田切さんはどうでしたか?

プロダクトが10年以上続いてきたということは、その背景には10年分の積み重なった課題もあるということです。だからこそ使命感を感じました。
それだけ伸び代が多いということなんですよね。
プロダクトをより良いものにして、ARR(※年間経常収益 Annual Recurring Revenueの頭文字で継続利用が前提のSaaSビジネスにおける成長度合いなどをはかる指標)が伸びればさらに品質をもっと高くすることができるし、今よりも大きな結果を生み出すことに直接関わることになるはずです。そこがエンジニアとしてのやりがいでもあると思っています。
ところで、実は昔建設業にいたということをお聞きしたんですが、どんなことをしていましたか?

情報伝達のための手間や大変さは僕自身も経験したことなのですが、建設や設備の現場監督の仕事はもっと大変だろうと思います。
SPIDERPLUSのように、デジタルプロダクトで一元管理を目指すことにすごく価値を感じます。

今SPIDERPLUSの開発に携わっていて思うのは、いわゆるノンコア業務にかかっていた手間を減らして、空いた時間をコア業務に割くことや、働く時間にゆとりを持たせることは、人生を豊かにするということです。
実際にスパイダープラスに入ってから、お客様の声をお聞きすると、そのたびに自分たちの仕事の価値を感じます。
単に目の前のことをラクにするだけではなく、建設現場のインフラまでに高めることができて、手間をさらに減らすことができれば、プロダクトそれ自体を新たなバリューとして高めることができるはず、と思っているんです。
テクノロジー屋さんではない組織で「現場主義」なエンジニアの強み

建設業は社会・生活の基盤を作る仕事をしていて、無くてはならない業界です。
そういう業界を相手に、テクノロジーを使っていくことで、より快適で健全に仕事の仕方や業界のあり方自体を変えていくことを使命にしています。
スパイダープラスは祖業がテクノロジー屋さんでないことが強みだと思っています。
デジタルツールを導入することに対して足踏みしてる人たちに、自分たちの経験やそこで感じたことを元に寄り添うことができます。
そこがスパイダープラスの課題解決の大きな特徴で、スパイダープラスにしかできないことです。

現場監督の作業時間を減らすことによる業界課題の解決もプロダクトの目指す大きな柱です。
そのために他の現場作業員や内勤の事務の方たちのことも巻き込みながら、労働時間を減らす成功例をお客様と一緒に生み出すことと、それによって新たな人材が建設業界に入りやすくしていくことも課題です。
建設業は従来の働き方の印象が強いこともあって、まだまだ疎まれがちなところのある世界です。
スパイダープラスでエンジニアとして働くからにはそこを盛り上げていきたいです。
例えば現場にいないとできないことを減らしていくことができれば、これまでにライフステージの変化などで現場を離れることを余儀なくされていた方たちにとっては選択肢を狭めない状況に変えていくことに繋がります。
仕事を通じてそういう課題にもアプローチしたいですね。

SPIDERPLUSの活用によって、今働いてる方たちがより前向きに仕事に取り組むことができるようにしていきたいです。

こうした取り組みを積み重ねながら、対応できる電気工事会社が増えてきていることを実感しています。
スマートメーター形式の電力量計の数値取得がもっと普及して、誤計測がなくなることは、業界の常識が変わることにも繋がると感じています。

自分自身は開発組織全体の横断的な役割をしていますが、そこが良くなれば価値提供の速度を上げていくことができます。
個々に何かを請け負うのにとどまらず、横断的な対処ができるからこそ機能開発の足並みを揃えて、プロダクトへの信用を総合的に高めることにもなるはずです。
目の前の仕事がお客様や業界との課題を解決するために、ということを常に意識しています。

例えば作業中にこんなに小さいボタンは押しにくいな、とか、写真をどれだけたくさん撮るのか、などは現場に行って痛感させられることです。
現場で仕入れたことを自分自身の仕事に投入して、その結果がニーズに沿っているかをもっと厳しくチェックすることができるようになります。
現場に足を踏み入れたことを仕事に反映させるためには、多くの人を巻き込んで仕事を進めることでもあり、それもまた、仕事の質を高くするためには欠かせません。
スパイダープラスで働き、社会課題解決を目指すことが人生の豊かさにもつながる


「お客様のため」という考えが共通しているので、話が少し対立することがあっても、目的に沿って協力して仕事を進めることができていると思います。
営業同行などで現場の生の声を聞くとご要望をたくさん頂きます。
それを持ち帰ってエンハンス開発をするためには、ユーザーをより具体的にイメージして形にしていくことが重要です。そのためにはエンジニアもまずは建設業に対する理解と技術を磨くことが欠かせません。

部門横断的な役割をしていて思うことは、見ている方向が一緒であればやりがいを見出す点は一人ひとり違っていても良いということです。
プロダクトを作る以上は同じものを漫然と生むのではなく、もっと良いものにしたり、機能を磨いたりと当然変化を求めはしますが、先のことはわからない時代ですよね。
だからこそいろんな価値観の人がいて一緒に働くことが重要だと思っています。

在宅勤務を選べますし、業務開始時間も融通がきいて、人によって朝はやく始めたり、遅めに始めたり、色々ですね。

(※働く時間の制度についてはこちらを参照)。


iOSのエンジニアとしては、端末の貸出状況を待つ必要がなくて、すぐに試すことができるのはとても魅力的だと感じています。
テストの自動化やアプリリリースについてはまだまだ解決したいことも多いですね。


不確実性の時代、という言葉もある通り、先のことが何かとわからない世の中ですが、だからこそ、異なる人とコミュニケーションをとって同じ課題解決に向かうことに価値があるはずです。
一緒に課題解決に取り組んでいきましょう!
以上
スパイダープラス出展概要
- 開催日時:2025年3月21日(金)~ 3月23日(日)
- 場所:中野セントラルパークカンファレンス(東京都中野区中野4丁目10番2号 中野セントラルパーク サウス 1F, B1F)、
およびニコニコ生放送でのオンライン会場 - ブース番号:A-8
各日の開催時刻やイベントの詳細は公式ウェブサイトでご覧ください。
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