スパイダープラスの内部でも働き方改革を推進、新たな制度を紹介

スパイダープラス株式会社では、2021年度に社員数が増加し、同年末では200名近くが働く組織となりました。以後も組織の規模は継続的に拡大しています。

社員数の増加は人数分の価値観の増加でもあります。社員一人ひとりは、それぞれが違う生活を持つ固有の人間同士です。つまり、会社というのは人数分の異なるバックグラウンド、価値観、人生が集まる場所であり、機会でもあると言えるのです。

「心理安全性(Psychological Safety)」とは、エイミー・C・エドモンドソン教授が提唱した概念ですが、同教授は他人同士が寄せ集まった集団である組織が、困難な課題に機敏に対応できる「チーム」として変わるためにどんなことが重要かを語っています(語り口の素晴らしさとセットで是非ご覧になってみてください)。

スパイダープラスが事業で成し遂げようとしていることは、前例のないことで、現場自体が生き物のように姿を変えていくことや、1つとして同じ現場がないことを思うと、困難な課題に可能な限り対応していくこと、でもあります。そしてそれに対応していこうとしているのもまた、他人同士です。

スパイダープラスでは、「働く」を心底楽しいと思えることが最も生産性を向上させる、という理念のもと社内向けに様々な取り組みを行なってきました。個々の努力だけではなく、今月からは人事制度も刷新することで、会社総体としてパフォーマンスを最大化していくことを目指すことになりました。

新しくなったことを紹介いたしましょう。

6種類の働く時間

選べる勤務時間
スパイダープラスの営業時間は休憩1時間を含めて9:00-18:00です。今月からは業務内容や色々な事情に合わせて、以下の6種類から選ぶことが出来るようになりました。
7:30~16:30/ 8:00~17:00 / 8:30~17:30 / 9:00~18:00 / 9:30~18:30 / 10:00~19:00

事前に申請し、上長の承認を得ることによって、選択した時間で働くことが出来るようになります。1ヶ月当たりの回数に制限はなく、一定期間をまとめて申請することも可能です。仕事の都合によっては早朝や、遅い時間からスタート、というケースもありますし、個々人の事情でも時間をずらすことによって、ワークライフバランスの実現にも繋げていくことがかないます。

時間単位の有給休暇取得

時間単位の有給休暇

スパイダープラスの有給休暇取得は終日、半日(午前/午後)2種類でした。
新しく始まった制度においては、年間で付与される有給休暇のうち、5日間を時間単位の休暇とすることができるようになりました!
年間40時間まで1時間単位で取得可能のため、働く時間と個々人の生活時間との選択肢を広げ、より働きやすくすることを目指します。

生理休暇を一部有給休暇扱い化

労働基準法の第68条では、女性が体調不良で就業が著しく困難な場合は、生理休暇を与えることが定められています。有給休暇とするか無給とするかの取り決めは、各企業が決めることができます。スパイダープラスでは、月1回までを有給休暇にしました。発表済みのインフォグラフィックでは、社員の4割が女性です。
この制度が始まるにあたり、重要になってくるのは生理休暇の取得を申告しやすい環境であること。男性もこの制度のもとで、フェアに働く組織づくりの当事者なのです。

新・パートナー制度

新しいパートナー制度

意外と知られてはいないのですが、スパイダープラスには古くから男性の育児休暇取得制度と取得の実績があります。200余名が働く現在のスパイダープラスは、自らの家庭を持っている人、歳を重ねた両親のある人、生まれた家で生活する人、一人で生活する人、そして様々なパートナーと生活する人、と、たくさんの生き方が集まる組織でもあります。つまり、価値観が人の数だけ存在し、どのような生活も等しく尊重するに値する選択の結果が集まる場でもあるということです。

こうしたことを踏まえて、スパイダープラスでは会社に届け出をするパートナーについて、法律上の婚姻関係に加えて、事実婚や同性婚も対象とすることに制度を変更しました。

ご存知の方も少なくないように、事実婚も同性婚も地域や個人の選択によって定義は様々です。まずは個々の申告にもとづいて、自治体の状況を踏まえた上でともに制度を確立していくことを目指しています。

そして申告しやすい環境であるためには、当然相互尊重のある組織であることが欠かせません。


スパイダープラスはまだまだ成長余地を多く残しながら、新たに加わるメンバーとともに組織それ自体を作っている真っ最中です。ここに紹介した各制度もまた、歩き始めたようなものです。制度や組織が成長していくためには、個々人の背景から来る様々な提言や、それを柔軟に受け止めることの出来る風土が欠かせません。事業ともども大きく育てていくために、私たちはこれからも前に進んでいきます。

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