2025.03.17

【エンジニア対談】古きを学び、新しい技術を極めながらエンジニアリングを通じて社会課題を解決する

スパイダープラスがその事業を通じて日々向き合っている建設業の市場規模は国内で60兆円を超えるとても大きなものです。
そしてその大きさゆえに抱える課題の規模もまた大きく、業界課題はほとんど社会課題と形容しても決して過言ではありません。
スパイダープラスにはどんな人がいて、日頃どんな考えのもと社会課題と向き合っているのでしょう。

いつも笑顔のまとめ役PDMと建設業出身の開発リーダー

伊塚さん
伊塚さん
濱田さんはいつもニコニコしていて、優しい人ですね。
エンジニアの意見を尊重しつつ、営業など、他の部署とも良好な関係を築きながら円滑に仕事を進めていて、頼れるPDMという風に思っていました。
濱田さん
濱田さん
伊塚さんは主体性が高い!
建設業出身という経験を活かして不具合があった時はその原因を誰よりも深く追求してくれるし、部内の打ち合わせなどでも鋭いツッコミをくれるので、とても尊敬しています。
ところで、伊塚さんってスパイダープラスに入る前に建設業界にいて、ITエンジニアとしては異職種転職だったんですよね。
伊塚さん
伊塚さん
そうです。
実は建設業時代にデジタル活用することで手間が大きく省けることを体験したのがきっかけで、PHPを独学したのが始まりでした。
濱田さんは元々SESの一人としてスパイダープラスに来ていたんですよね。
濱田さん
濱田さん
そうです。
僕はキャリアの最初からエンジニアで、金融など色々な業界の案件を経験してきました。
スパイダープラスに来てびっくりしたことは、意思決定のスピード感がそれまでに仕事で関わったところと比べて物凄く早いことと、エンジニアが仕事をしやすくなるための環境に理解があることでした。
伊塚さん
伊塚さん
確かに、そうですね。
設備面で、開発に必要なものを手に入れるために承認を得る必要があるという場面では、事情を説明すると理解を示してもらえます。その後に社内システムで申請を出すとすぐに承認が降りてくるんですよね。
濱田さん
濱田さん
組織環境に加えて、個人のキャリア形成という観点でも話したいことがあって、僕は正社員としてスパイダープラスに加わることになった時に、コードを書くよりももう少し上位でマネジメントをする側にまわりたいという希望を出したんです。
その時に半年ぐらい経験してからそうなると理想的かと思っていたのですが、実際は2ヶ月もしない間に役割を与えてもらうことができて、ビックリしました。

伊塚さん
伊塚さん
確かに、スパイダープラスは部門を問わずにチャンスを与えてくれることが多い会社ですね。
エンジニアに限った話をするとIT関係の会社によっては参加必須の研修などの行事があったり、全員参加の勉強会などがさかんなところもありますが、スパイダープラスは個人で参加するものを自由に選べる風潮があると思います。
濱田さん
濱田さん
その分、成長のためには自分から行動して自己研鑽する必要があります。
主体的に行動できる人にはすごく合う環境ですね。

現場データの価値を知るからこそのプレッシャー、お客様との距離の近さに対して開発で示す解とは

伊塚さん
伊塚さん
スパイダープラスは営業や企画、開発と役割は別れているのに、エンジニアでもお客様の現場に行くことができるし、何かと近い距離で仕事ができているという実感があります。
濱田さん
濱田さん
距離が近い分、リリース後のフィードバックがすぐもらえるんですよね。
伊塚さん
伊塚さん
そういう時に自分の開発したものが他の誰かの役に立っているんだなと、いつも実感しています。
僕は元々建設業で働いていたこともあるので、お客様がSPIDERPLUSを活用して、そこに蓄積しているデータの価値を自分のこととして感じています。
稼働中のプロダクトで機能改善や不具合対応などをするたびに、物凄く価値のあるものを預かっているんだ、ということを思うとプレッシャーのように思うこともあるんですが。
濱田さん
濱田さん
ここ最近携わっている新しい機能の開発でも、お客様の声を聞く機会が多いです。
既存プロダクトの改良であれ、新機能の開発であれ、SPIDERPLUSというプロダクトの価値は、建設業の人手不足と業務をITで可視化してミスや見落としをなくすために、デジタルで何ができるか、ということだと思っています。
伊塚さん
伊塚さん
そうですね。
社会課題解決の仕事というと大それたことのようにも聞こえてしまいそうですが、SPIDERPLUSの開発で社会課題解決に携わることは、課題の本質を自分たちが見抜いて、それを解決するための最善のアプローチを積み重ねていくことだと思います。
濱田さん
濱田さん
課題の本質を見抜くためにも、お客様と近い距離で接することができたり、声を聞かせていただく機会が多いことは物凄く重要なんですよね。

14年以上続くプロダクトならではの課題と、エンジニアが働く環境、ワークライフバランス

伊塚さん
伊塚さん
SPIDERPLUSって2011年からiPadで使うアプリとして開発されていて、既に14年の歴史があるんですよね。
出た当初から改良を重ねて現在に至っているというのは、見方を変えると使われている技術と、開発の世界での変化との兼ね合いの歴史でもあると言えます。
濱田さん
濱田さん
最近は特に、Objective-CをSwiftにリファクタリングも進めていて、その時に生成AIを活用したり、古くからあったものに対して新しいものでカバーしていく流れが生まれています。
伊塚さん
伊塚さん
長らく続く技術上の問題に対して動く時も、一人ひとりが主体的に新しい技術を追いかけていることとか、あと、入社年次にとらわれないで話をしやすい人が多いことが助けになっていると思います。
濱田さん
濱田さん
エンジニアの場合は特にリモートワークの人も多いですが、普段からSlackでのコミュニケーションがさかんで、足元で何か解決したいことがある時もすぐに動きやすいですね。
あとは、職種問わずコミュニケーションしづらい人がいなくて、何かと話しやすい人が多いです。
伊塚さん
伊塚さん
仕事上であまり関わる機会がない人でも、会社で時々あるスパイダープラスNight(※不定期開催している社内交流の機会)などで話してみると、一人ひとり実はこんなに面白い人だったのか、と驚くこともあります。
働き方が柔軟なので、それぞれに自分の世界を持って豊かにしやすいんだと思います。
濱田さん
濱田さん
僕自身は現在育児と仕事を両立させようとしている最中なのですが、例えば午前中に在宅勤務して午後から出社したり、家庭のことがある時に時間単位で有給休暇をとることもあります。
残業もほとんどないので、一人の人間としてありがたく感じることが色々あるんですよね。
伊塚さん
伊塚さん
エンジニアの仕事と言っても、僕と濱田さんとで普段している仕事の内容が違うし、これまでのキャリアも、これからのキャリア形成もそれぞれ違いますよね。
それでも、ものづくりが好きで、成長意欲は強いけど和気あいあいと働いていきたい人にはすごくいい環境だと思います。
濱田さん
濱田さん
本当にそうです。
建設業自体が物凄く長い歴史を持っていて、スパイダープラスが進めている建設DXも14年という長さを持っているので、時には技術面でも古きを知ることが色々あります。
そこに新しいものを柔軟に適用できるのはすごく面白いことだし、共感できる人がもっと増えて課題解決に向かう仲間を増やしていけたら嬉しいです。

SPIDERPLUSのリファクタリングについては、技術ブログ「SPIDERPLUS Tech Blog 」の記事をご覧ください。
https://techblog.spiderplus.co.jp/entry/2025/01/30/113000


付録 主要な開発環境

  • サーバサイド言語:PHP、Ruby
  • アプリ言語:Object-C、Swift
  • サーバサイドフレームワーク:独自(一部Laravel)、RoR
  • フロントエンド言語:HTML、CSS、Javascript
  • フロントエンドライブラリ:jQuery
  • フロントエンドフレームワーク:なし
  • インフラ:フルマネージドサービス
  • Webサーバ:Apache
  • サーバOS:Debian
  • DB:PostgreSQL
  • モバイルプッシュ:Repro、Firebase
  • ソースコード管理:Github
  • コミュニケーションツール:direct、Slack、Chatwork
  • プロジェクト管理:Redmine、Jira

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