「コミュニケーションを通じてよりよい建設DXを共に目指す」第1回ユーザー会、S+ User Meetup 開催レポート

スパイダープラス株式会社は、11月29日(金)に初のユーザー会「S+ UserMeetup」を開催いたしました。

同じ建設業と言っても、現場は1つひとつがオーダーメイドであり、SPIDERPLUSの活用方法も現場の数だけ、働く 人の数だけあります。
その一方でDX推進によって本質的に目指すことや、現場で直面する課題には共通点があるのもまた実情です。

こうした背景のもと、一堂に会したお客様一人ひとりが互いに悩みや意見を話し合うことができるよう、コミュニケーションを深めることを大切にすべく、開催いたしました。

ここでは当日の抄録をお届けいたします。

 

◆開催概要
日時:2024年11月29日(金)
会場:東京ミッドタウン八重洲 カンファレンス

基調講演「私たちが考える建設DXの現在」

開会とともに、執行役員 ビジネスグループ グループ長の佐藤 誠治が登壇しました。

スパイダープラスの新規契約社の動向から、2024年は導入開始時点から本格的なDX推進に取り組む企業が多く見られます。

DX推進の取り組みはツール導入がゴールではなく、そこからが本当の始まりです。

お客様の活用状況や、改善施策を元に分析すると、アクティブ率を向上させるためにはある不可欠な取り組みの存在があり、そのための運用フォローによって、お客様の本質的なDXを支えることをお話いたしました。

以前SpiderClassに掲載したインタビュー記事で佐藤自身が語っていることでもありますが、建設DXとは、現場業務のデジタライゼーションにより、ペーパーレス化が起き、様々な作業の省力化や省時間化が起きる。その末に仕事の仕方が根本的に変わることです。

スパイダープラスの事業を通じて建設業に対してトランスフォーメーションを起こすためにはその先の目的を見据えた上でお客様と関わっていく必要があり、実際の活用データを交えて語る内容に、早くも身を乗り出してお聞きになる姿も見られました。

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SPIDERPLUS活用で目指すのは質の向上!お客様による活用事例のご紹介

ユーザー会の大きな目玉はやはり、お客様による活用事例のご紹介です。

今回は第一工業様、ヤマト様と偶然にも主に空調衛生工事を手掛ける企業での、SPIDERPLUS導入から現場での効果、そして全社的なDX推進へと拡げていった施策と、それを実現・運用するための取り組みの数々についてお話していただきました。

共通するのは労働時間の削減や週休2日制の実現という、時間管理への課題に始まり、現場の特に若手社員を徹底的に支えるために地道な取り組みを続けて、現場単位から全社という規模に効果もろとも拡げていったことです。

詳しい内容はこちらでは割愛いたしますが、少しだけ、まとめスライドを共有いたします。

目の前の業務を楽にしたい思いからデジタルツールの開発を思い立ち、いつしか国内外の建設現場の課題解決を共に目指すことになったスパイダープラスの来し方とも重なるところが少なくないことに、改めて事業を通じたパートナーシップに感慨深さを禁じ得ない思いでした。

全社的な建設DXを牽引する者同士、時間が足りない!グループディスカッション

事例紹介のコマを終えて、休憩時間中に会場ではレイアウト変更が進行します。
最大で6人が1卓を囲む形式で、後半はグループディスカッションです。

「自社でのDXの悩みどころの共有」と「他社はどうしているのか聞きたい!」これら2つのお題を制限時間内に話し合っていただきました。

時間が進むにつれてどのテーブルも打ち解けた雰囲気が加速し、最後は進行が時間終了を告げてもまだ話足りない席ばかりです。

席に居合わせているお客様どうし、それぞれの会社の中での立場や環境は異なります。
そうであっても日々対峙する課題は共通点が多く、お互いに深く頷きあいながら「今日はこのために来たんですよ」という声をお聞きすることもできました。

今回はイベント名称にもMeetupという語を用いていますが、共通の目的のもとで集まった人々が交流をすること、を意味する言葉どおりの時間となりました。

各席の人数を絞ったことにより、それぞれが抱えている課題を打ち明けながらお互いの理解や共感を深くすることができたように感じます。
これはお客様が日頃から強い課題意識とともに施策に取り組んでいるお陰にほかなりません。

未来の建設現場をSPIDERPLUSとともに

あっという間に時間が経ち、最後のコマはスパイダープラス執行役員、川合による「未来のSPIDERPLUS」です。

発表済みのS+BIM(※BIMをSPIDERPLUS内で閲覧し、現場に持ち出すことを可能にする機能)、配筋検査AIなど、技術を活用した新機能と、BPOサービス、川合自身もそうであるように建設業に関する長年の知見や業界経験にもとづいたコンサルティングなどを組み合わせて、あらゆるDXニーズに対応していき、今後はお客様と共に未来の建設現場を創っていくことを宣言して閉会となりました。

本編終了後は会場を移して懇親会へ。
グループディスカッションで打ち解けた雰囲気そのままに、互いに談笑する光景が各席で見られました。

参加者の声より

初開催で色々と不慣れなところもあったのですが、お客様から頂いたアンケートでは直接お話を聞くことができること、コミュニケーションの機会によって横のつながりができることなど、こちらが思い描いた以上に大きな反響を得ることができました。
少しだけ紹介させてください。

活用事例について

活用浸透のために独自の取り組みを地道にしたことや、そこから導入規模を拡大していった経緯を直接お聞きできたことがとても良かったです。

今は大規模にDX推進をしているところでも同じ悩みがあったことを知ることもできて、共感しました。
レクチャーではなく対談形式で事例が紹介されたことも新鮮でした。

ディスカッションについて

同じくSPIDERPLUSを導入している他の方たちの活用状況や使用感について、少人数でじっくりお話を聞くことができたのがとても良かったです。

業界内の横のつながりの大切さにも気付かされました。
グループワークをもっとしたいです。これからも続けてください。
今後も情報を共有したり、交換できるような機会を是非設けてください。

終わりに

SPIDERPLUSというサービスそれ自体がお客様の声によって育てられた経緯もあり、ユーザー会の開催は悲願でした。

早くも継続的な開催についてご要望が寄せられており、今後はユーザー会自体もお客様のニーズに合わせて多角的に開催し、ユーザーコミュニティを育てていくことにつなげていきたいと考えております。

改めまして、当日ご参加くださいましたすべてのお客様はもとより、ここまでサービス・事業を共に創ってくださる建設業の皆様に心からお礼を申し上げ、本稿を終えたいと思います。
本当にありがとうございました。

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