顧客とともに社会課題を解決!社員総会実施レポート
スパイダープラス株式会社は、7月19日(金)に社員総会を実施いたしました。
この日は全国から社員が東京本社に集結し、午前中にはもう社内中の席という席に誰かが座っているような状態に…。
月の新入社員が10名以上ということも珍しくなくなったスパイダープラスですが、仲間が増え、それぞれの役割も専門化したからこそ、お互いの顔が見えることと、互いを知ることを一層重視しています。
こうした考えのもと、総会会場では所属部門や職種、営業所、そして入社年次をシャッフルして普段接点の多くない社員同士でも相互に交流しやすい席が組まれ、登壇者の発表を一方的に聞くだけではなく、コミュニケーションがたえず生まれていきます。
ここからは当日のダイジェストをお送りいたします。
もっと顧客とともに
総会の冒頭は代表の伊藤。
すでに4月から働き方改革関連法も適用され、大変革期の只中にある建設業界の状況について、お客様から直接頂いた言葉も交えて振り返ります。
上半期の業績や組織そのものの成長など、ファクトを踏まえてスパイダープラスという組織の現在を共有した上で、下半期の取り組みの大きな柱に触れます、その上で改めて我々にとってお客様という存在はあらゆる面でなくてはならないものであること、お客様なくして学ぶことも成長することもなく、ついては今後は一人ひとりが「もっと顧客とともに」あるよう締めくくられました。
仕事の主役は社員自身!「第1回ヤリイカ大賞」は超接戦
今回の社員総会では、初の試みとなる、「やりがい」を感じた仕事についてプレゼンテーションを行う「ヤリがいを感じたイカした仕事大賞」がメインに据えられました。
これまでの総会では役員陣が評価したものに対して賞を与えるのが目玉のひとつでした。
それとは異なり、「ヤリイカ大賞」は社員自身がミッションの実現に向けて行ったことを自薦式でエントリーすることが大きな特徴です。
38組による応募がそれぞれの部門内での熾烈な競争を勝ち抜き、この日登壇したファイナリストは6組です。
目の前の業務に愚直に取り組むほど、隣の部門がどんなことをしているかは、意外と忘れてしまいがちです。
特にこの半年ほどは、会社が新たに国外に拠点を持ったことや、組織体制の根本的な見直しに伴う業務の改革、長らくお付き合いの続いてきたお客様との関係性の一層の進展などなど、組織が新たな段階に達したことから、初めてチャレンジする仕事に見舞われたり、それに伴って新たな専門領域を開拓するような経験をした社員が少なくありませんでした。
発表内容に共通することは、単に自らが一方通行で何かを身に着けたのにとどまらず、まず受け手にとっての大きな満足があり、それによって自らも新たなものを得た、&Co.的な事例であることです。
大集結した社員たちはスライドごとに息をのんだり笑ったりします。
プレゼンテーションの直後には登壇者を近くで見守り、支援してきた立場の人間が援護スピーチを行い、会場に集結した社員たちが理解を深めていきます。
映えある第1回大賞に選ばれたのは「Sales Reportの自動化〜データの手動更新は今後ゼロに」
取り組みについて簡単に紹介いたしましょう。
営業企画部では営業からの要望を受け、必要な情報を集計しています。
部門横断の定期レポートは事業進捗を見る上でとても大事です。
しかし、従来は週次レポートの作成に毎週1時間近くの作業を要していました。
そこで、Google Apps Scriptと各種データやファイルをAPIで統合し、リアルタイムで更新することを可能にしました。
業務が飛躍的に効率化するだけでなく、グループ全体で週次レポートをタイムリーに把握できるため、生産性も大きく向上しました。
セールス社員が最前線でお客様と対峙する一方、営業企画部はいわば彼らを輝かせるための、後衛の汗かき部隊です。新たなお客様が増えていくほど、営業企画部の担う役割も多岐にわたり、一つひとつの業務の量も増え、そうした中で自らの足元を効率化したことによるインパクトの大きさと、成し遂げるための愚直な努力とが殊の外際立つ例でした。
受賞コメント
HRから営業企画という異色のキャリアで、苦しくもがいていた一年間でした。
努力の結果、気が付いたら今の部署で新しいバリューを出せるようになれました。環境の変化や、新しいことへの一歩にはストレスかかりますが、これからもチャレンジしながら会社とともに成長していきます!
本人のコメントにもあるように、武井は社内転職組の一人です。入社からしばらくHRの部門で活躍に対して、社内での声がけをきっかけに営業企画の部門に異動し、全く経験したことのない領域で努力を続けた末の受賞でありました。
仕事を知り、価値観を知り、やりがいを考える「ワーク」企画
ヤリイカ大賞に続きもう1つの新たな試みが「ワーク」です。
年次や所属を混合させたテーブルごとに、それぞれの業務内容を明らかにしあい、やりがいを感じた仕事の経験について共有し、そこからやりがいとは何かをグループ内で掘り下げていきます。
会場の35席と、ハノイの拠点を中心としたオンライン2組とを含めた数だけ「やりがい」を追求する時間が生まれました。
実はこの時間を設けた背景には、毎月開催している社員総会と、その後で実施したアンケート結果から見る、社員と会社をいかに繋ぐか、という課題がありました。
スパイダープラスでは「&Co.= ともに」というアイデンティティを掲げており、サービスも建設DX事業それ自体もお客様とともにあったからこそ、成長させることが出来ました。
お客様が増え、会社組織も新たなステージに到達し、ともに働く仲間が増えた一方で、それぞれの役割はより専門的なものに細分化されていきました。
Vertical SaaSの世界で、より本質的に顧客課題の解決を成し遂げるためには、より前のめりな姿勢で顧客の視点に立つことが必要です。
例えば同じ会社で働く者どうし、「顧客とともに」というテーマひとつとっても、職種が異なるとその捉え方は同一ではないことを多くの社員がワークの時間を通じて経験することができました。
最後に
スパイダープラスでは半期ごとに全員参加の全社総会を、月ごとには30分の総会を開催しています。
半期社員総会は所要時間も3時間ほどにおよび、その間社員も役員も自らの仕事の手を止めています。
この時間は、全社的な規模で他の社員の成長を目の当たりにし、それぞれが仕事の価値やキャリアについて立ち止まって考える、大規模なコミュニケーションの機会でもあります。
人生の大きな部分を占める仕事の時間の充実は、結局のところ、それぞれの人生の充実に直結します。仕事の目的は単に生活の糧を得ることにとどまりません。
社員一人ひとりが顧客や社会の課題と向き合い、自らの仕事を通じて貢献し、業務を通じた成長を遂げていくことができる組織であるために、割いた時間で得たものを業務に還元しながら、スパイダープラスは続いていきます。
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