INTERVIEW

社員インタビュー

※所属部署・役職など、記事の内容は取材時点のものです

これまでのキャリアについて教えてください。

もともとは大学で土木工学を専攻していました。皆が当たり前の生活をするために、必要な地盤を作る。そんな縁の下の力持ちとして支える役割に魅力を感じて、新卒では中堅ゼネコンに入社し、約10年間、施工管理の仕事をしていました。主に担当していたのは、港湾まわりの地盤改良工事、基礎工事、補修工事などいわゆる土木建設の分野です。入社して数年は上司の元でいちメンバーとして建設現場に携わり、5年目から現場の施工管理責任者として数百万~数億円規模の工事を手がけてきました。

施工管理の仕事は、計画から実行まで一気通貫で関わり、形あるものを生み出せる点が何より面白いんです。どの現場でも施工管理としての役割は共通していますが、気候や地形、誰が工事に関わるかなど現場の条件がそれぞれ異なるので、その都度、運営の力量が試されるのもやりがいがあって楽しかったですね。

施工管理に面白さとやりがいを感じていた中、転職を考えたきっかけはなんだったのでしょう?

施工管理の責任者として現場を回す業務に慣れてきて、会社の中で今後のキャリアを考え始めたことが最初のきっかけでした。技術研究職や設計職に進む選択肢もある中で、やっぱり私は現場が好きだなと感じていて。

そんなときに興味をもったのが建設DXです。今後は、現場の職場環境をサポートする立場に回って、世に様々ある建設DX技術を現場に展開したり、より使いやすいようにカスタマイズしたりできないかと考えました。前職の社内にもDXに携われる部署はあったんですが、会社の状況により、今のタイミングでそういった部署への異動は難しく・・・ならば社外で何か新しい仕事に挑戦してみたいと思ったんです。

今までの経験を活かして、現場で感じていた業務効率や生産性の面での課題を解決できたらいいなと思い、転職活動を始めました。

廣瀬 由依

転職先として、S+を選んだ決め手は何でしたか?

自分に一番マッチする環境だと思ったからです。実はS+の他に、ドローンベンチャーと建設領域に携われる外資系コンサルティングファームでも選考が進んでいました。

S+は、その中でも自社プロダクトを持った事業会社である点に魅力を感じました。
また成長・拡大フェーズで会社としての体力がきちんとある一方で、組織がまだできあがっていないスタートアップらしさが感じられる点も私に合ってるなと思いました。

現場第一でやってきて、仕事に泥臭く取り組めるのが私の強みです。S+なら、自分の強みやこれまでの経験を活かしつつ、裁量権を持って自分のやりたいことをしっかり実現していけそうだと感じて入社を決めました。

S+に入社してみての率直な印象を教えてください。

入社してまず感じたのは、落ち着いた中にも明るさや前向きさを持ち合わせた人が多いなという点です。私にとってIT系スタートアップは全く未知の環境でしたが、周りの社員も「同業他社より落ち着いていて居心地が良い」と話しています。

そして、社員には「良いプロダクトを作っていかないと、事業の成長が止まってしまう」という当事者意識が浸透しているんです。今の自分たちのがんばり次第で、会社のあり方を良いようにも悪いようにも変えてしまう。社員全員が、その環境を前向きに楽しんでいるなと思います。

営業職やIT業界での仕事は未経験でしたが、その点はどう感じていますか?

業種も職種も違うので、営業として求められるスキル、建築業に対する知識、開発分野の専門用語の理解など、勉強しなければならないことはたくさんあります。今もキャッチアップしながら、即戦力として成果を出せるように努力しているところです。

周りからは経験者として頼ってもらえるのですが、私が担当していたのは土木工事だったので、建築物の建設に関しては知らないことも多くて。ですが、むしろ「きちんと答えられるようにインプットしなきゃ」という良いプレッシャーに変えるようにしていますね。

知見がない領域に携わるときもチャンスと捉えて、「これってこういうことで合ってますか?」と自分から発信して認識を合わせにいくなど、周りとのコミュニケーションを大切にしています。上司も周りのメンバーも、聞けば聞くほど教えてくれるので、本当にありがたいですね。どんどん壁打ちさせてもらっています。また、お客さんに直接聞きながら、業務の解像度を高める場合もあります。

廣瀬 由依

その周りを巻き込む姿勢を評価されて、2021年の年間新人賞を獲得されたんですよね!

S+に入社して、上司が特に評価してくれたのは、「あいまい適性」が高いということでした。漠然とした課題に対して柔軟に対応しながら、形にするまでの実行力があると言ってくれて。前職では「工事を所定の期日までに、品質を確保し、無災害でやり切る」ために工種や施工方法など経験したことがないものでもインプットしながら事前準備と実行を行う日々でしたので、そういった意味では過去の経験も非常に活きています。

現場監督って、納期が決まっている中で日々判断が求められるので、「雨が降るかもしれないが、コンクリートを手配するか? どの工程で短縮するか? 障害物が出たがどうするか?」といった感じに、日々の決断回数が多いんです。初めて手がける内容の工事案件だと、専門書で調べたり、経験者や専門業者の方に聞いたりしながら、今ある情報の中で計画を立てて、施工を進めていく必要があります。

S+でも、業務において手探りなことも多い環境の中で、ベストであろう決断をしていかなければなりません。選択をするにあたっては、過去のさまざまな決断経験が大いに役に立っていると思います。

現在の仕事内容とミッションを教えてください。

私が所属するコンサルティング営業部のミッションは、プロダクトの価値を最大限お客様に届けることと、お客様の声を集めプロダクトの価値を最大化させることです。

会社規模や業種、地域によって、お客様の業務フローや抱える課題は異なります。業界の前提知識がないと、セールスがお客様のご要望をお聞きする際にどうしても背景まで理解しきれなかったり、聞き逃してしまったりする可能性があるんです。それを防ぐために、建設業界についての勉強会を行ったり、商談に同行し、通訳のような立場でお客様に伝えたり、聞き取ったりしてセールスをサポートする役割を担っています。

また、お客様のご要望をしっかりとプロダクトに落とし込めるよう、開発側との橋渡しも行なっています。どういうものを作ればお客様の課題を解決できるか、お客様が言っていることだけでなくその背景にある課題感も含めて、業界知識をもとに言葉と絵にして開発側に伝えています。

コンサルティング営業部での仕事では、どのような点にやりがいを感じますか?

コンサルティング営業部は、立ち上がったばかりの組織です。各部署がスムーズに連携するための仕組みづくりを任せてもらえるのは大きなやりがいですね。セールスと協働して、お客様にどう伝えるのがよいのか、また、いかにお客様の声をもれなく拾っていけるか。いただいたご要望をもとに、より多くのお客様の課題を解決していくためにはどのような優先順位で開発していくのがよいのかなど。考えるべきことはたくさんあるので、さまざまな人を巻き込んで一緒に進めていけたら良いなと思っています。

廣瀬 由依

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